痛みはつらい

好きなスポーツやアクティビティをおこなっていて、また日常生活においても、痛みはとても嫌なものです。痛みでつらい、動作など日常生活が不便、気分も滅入る。。。

なるべく早く痛みを治したいのは、誰しも思うこと。対処法はひとによって様々。

医師の診察を受ける、痛み止めを飲む、湿布を貼る、治療院や接骨院に行って治療を受ける。。。

でも中には、いったん痛みが治まってもまた再発してしまう、慢性的な痛みになってなかなか治らない、となってしまうことも。ますます気が滅入ってしまいますよね。

でも、痛みをポジティブな機会にすることも出来る

ですが、痛みやけがはネガティブなことばかりではなく、なんとか好きなスポーツや活動を再開したい、痛みなく日常生活を送りたい、と切に願うことで起こす行動が、今後のスポーツや人生においてより楽に痛みなく快適に過ごせる転機になる、ポジティブな機会にすることだって出来るんです。

その方の怪我や痛みを真剣に考えて、ご希望に寄り添った治療を受けられる病院や治療院を調べる、探す、治療を受けに行くことが、その行動の第一歩になることも多いかと思います。

(治療の例。必ずしも全症例に鍼を打つわけではありません)

「希望に寄り添う」ということ

どうしてもスポーツやアクティビティを再開したい、と強く考える方に対して、「(痛みを取るためには)スポーツをやらないでください」というのは、言う側(病院や治療院)にとっては簡単ではあるのですが、それはわたし釈迦のパーソナルスポーツケアがケガで悩んでいる方々にご提供したいものではありません。

わたしも49歳を超えても趣味のスポーツ、トライアスロンを続けている身。

怪我で練習が思うように出来ないことや競技力が落ちていくことに対する不安、なによりもやりたいことが出来なくなることに対しての恐れ、という痛みを抱えてた方々のお気持ちはとても良く理解しているつもりです。なので、安易に「スポーツをやらないで」とは言えません。

なんとかスポーツやアクティビティを再開して欲しい、少しでも痛みなく長く楽しんで欲しい、という一心で、治療のプログラムをご提供しております。

痛みを再発させないためには

上記の考えから、釈迦のパーソナルスポーツケアでは、痛みそのものへの治療と同じくらい、その後痛みを再発させないことを最も大切なこととして、それぞれの方に合った方法を一緒に模索して、治療とトレーニングのプログラムのご提供をおこなっております。

それは人によっては柔軟性の改善、であるかも知れません。

また別の方にとっては、体幹周囲の安定性の向上かも知れません。

スポーツを頑張る人にとっては、下半身やからだ全体の筋力維持向上も、特にケガの後の時期にはとても大切になってきます。

ある程度けがが治ってきた段階では、より強い力を全身を使って瞬間的に発揮するトレーニングなども、元々の運動レベルに体を戻していく(例:ランニングスピードを取り戻していく、など)ために、時には必要になるかも知れません。

怪我は体を見つめ直す転機にもなる

怪我をしてしまうこと自体は、痛いし不安だしつまらないし、と良いことはほとんどありません。

けれども、怪我で悩む期間を取り組み方次第では、その後のスポーツへの取り組みや、大げさではなく人生そのものへも好影響を与える、ポジティブな機会にすることも出来ます。

けがを再発させないために、改善を目指して取り組むことの多い体の要素の主なものは、

・柔軟性の改善

・筋力の向上

・バランス能力など安定性の向上

・瞬間的な全身の力発揮能力の向上

などが挙げられます。これらの体の要素に目を向けて、少しでも体の状態が向上していくことで、怪我をする以前よりも、より楽しく快適な時間を好きなスポーツの中で過ごすことが出来ると、釈迦のパーソナルスポーツケアは考えています。

加齢に伴うさまざまな問題

また、上記に挙げた体のいろいろな要素は、スポーツをやる人だけに必要なものではありません。

人間誰しも、加齢や老いから逃れることは出来ません。加齢により運動量が減り、筋肉量が減る、筋力が落ちる、というのは容易に想像できますが、それらに関連してよく聞く用語を少しだけ整理してみます。

【ロコモティブシンドローム(ロコモ)】

主に加齢や病気に伴う運動量の減少などにより、運動器(骨、関節、筋肉、神経など)が衰え、身体能力(立つ、歩くなどの移動能力)が低下、自立した生活が困難になる状態。将来介護が必要となるリスクが高まります。

【サルコペニア】

加齢による骨格筋量の低下、筋力や有酸素運動能力の低下を生じる状態。加齢や食事量の過度の制限などの無理な減量がリスクとされます。

【フレイル】

病気ではないものの、年齢とともに筋力や心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい状態。

体の能力の向上はスポーツのためだけではない

上記で挙げた加齢に伴う様々な問題は、体を少しでも動かすこと、継続的な運動習慣を持つことで、予防していくことが可能です。

そして、釈迦のパーソナルスポーツケアが痛みを抱えるお客様と一緒に取り組む、様々な体の要素(柔軟性、筋力、バランス能力、瞬間的なちから発揮能力)の向上は、そのまま加齢に伴う様々な問題への対処・予防方法にもなりうるものです。

スポーツで怪我をして痛みを抱えてしまっても、痛みや不安としっかり向き合ってちゃんと治そうと取り組み、またその取り組み(トレーニングやケアなど)をうまく習慣化していければ、将来の加齢に伴う諸問題にも自然に対処できてくる、ということです。

いま活動的な人ほど、将来に備えた体作りも効果的

いま現在、活発にスポーツをおこなっている40代前後~以上の方でも、突然の怪我やご病気によって、一気に運動量が減る、生活様式が変わってしまう、ということも無いとは言い切れません。ですが、もともと運動習慣をお持ちの方たちは、けがや病気からのリカバリーも、運動習慣がない方よりも圧倒的に速い、という印象を持っています。

運動を定期的にやっている方々に、怪我のケアやトレーニングをお伝えすると、若いトップアスリート並みの回復力を見せて治ってくれるケースを何件も体験しております。一方、あまり運動習慣のない方々の体の痛みは、(もともと慢性痛が多い傾向にもあるかと思いますが)なかなか改善してくれないケースが多い印象です。

怪我だけでなく、突然のご病気からの回復も、元々の体力の高さにとても左右されるので、定期的な運動習慣、基礎筋力や心肺機能の高さは、健康的で自立した人生を送るうえでも、とても大切な要素になってきます。

いま現在、スポーツを趣味としているなど少しでも運動する習慣をお持ちの方にとっては、将来の生活のためにもぜひ運動習慣を保ち続けて頂きたいと、強く思います。

痛みはチャンス

怪我をして痛みを抱えこと自体はとても嫌なことですが、これを一つのチャンスと捉えて、体を見つめ直して、ほんの少しの新習慣、スポーツ種目の練習だけでなく、プラスアルファの体のためのトレーニングやケアをする習慣を獲得する契機に出来れば、まさに転んでもただは起きぬ、怪我の功名、と言えるのではないでしょうか。

大好きなスポーツを真剣に向き合う方々に、ご自身の体のために少しでも良い取り組みをご紹介できるよう、わたし釈迦のパーソナルスポーツケアも、お一人お一人に出来る限りのお手伝いをしていきたいと考えております。

釈迦のパーソナルスポーツケアでは、杉並区の荻窪、上荻にて、主にスポーツにまつわる様々な痛みや不調のお悩みの解決、大切なレースや試合などへのコンディション調整のサポートを行っております。お気軽にお問い合わせください。