だいぶ前のことになりましたが、2/22~3/7まで、ノルウェーにてパラクロスカントリースキー日本チームのコンディショニングサポートをおこなってきました。

最初の一週間はトロンハイムの近郊、ステインヒェルという町に滞在して、パラクロスカントリーのワールドカップ今季最終戦に臨みました。

日本チームの選手が年間総合優勝を決めるなど、2024-25シーズンの集大成となるレースが出来たようでした。

その後、トロンハイムに移動し、ノルディックスキーの世界選手権に臨みました。

(※ノルディックスキー…ジャンプ、複合、クロカン)。

ジャンプ競技や複合競技をおこなうので、会場にはジャンプ台もあります。

クロカンスキー会場には立派なスタンドがあります。

ノルウェーはノルディックスキーの発祥国、まさに聖地なので、会場には数万人の観衆が詰めかけていました。スタンドやコース途中にも観客が途切れることなくいて、圧巻の雰囲気でした。

世界選手権自体は健常者の大会なのですが、今回初めての試みとして、パラクロスカントリースキーのスプリントレースが併催されました。

普段のパラ単独の世界大会では、観客皆無で会場はほぼ関係者だけなので、ここではパラ選手にとっても歓声が良い緊張感と励みになったようでした。

日本選手が準優勝した男子パラスプリントのゴール前の競り合いの時には、パラリンピック本番を凌ぐほどの大声援が選手に送られていました。

パラスポーツは多くの場合、パラ単独で大会がおこなわれますが、今回のように健常者の大会と併催されることによって、普段パラアスリートを目にすることのない観客の方にも見ていただけるので、パラ選手にもとても良い機会となります。

スキー種目は最近、オリ(健常)の競技団体(FIS)とパラの競技団体が一体化したので、こういった併催の試みが生まれたのだと思います。

他の種目では、トライアスロンも国内外とも競技団体が一体化しているので、国内の一般の大会がパラと併催されることがよくあります。

エリートではない一般のパラトライアスリートが、一般のトライアスロン選手や観客に観られて応援されている風景は、トライアスロンでは比較的馴み深い景色です。

パラアスリートがたくさんの人に観てもらえる機会は、普段パラアスリートをあまり見る機会のない側にも、パラアスリート側にもとても有意義な機会になるな、と今回のノルウェートロンハイム遠征で強く感じました。

(3/7に帰国して、現在は平常営業しております)

釈迦のパーソナルスポーツケアでは、杉並区の荻窪、上荻にて、主にスポーツにまつわる様々な痛みや不調のお悩みの解決、大切なレースや試合などへのコンディション調整のサポートを行っております。お気軽にお問い合わせください。